「BTSも参加してほしい」WHO事務局長、手洗いチャレンジを激励、否定的な世論も

テドロス・アダノムWHO事務局長が、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のため、「手洗い動画」を制作、世界の有名人の参加を求めた。

14日(韓国時間)、テドロス・アダノムWHO事務局長はツイッターを通じて直接出演した手洗い動画を掲載し、「手洗い動画チャレンジに参加してほしい」と呼びかけた。そして、防弾少年団、ビル・ゲイツ、アーノルド・シュワルツェネッガー、レディー・ガガ、ケイティ・ペリー、F1選手のロマン・グロージャンなど多数の有名人を名指しして参加を求めた。

これに対しアーノルド・シュワルツェネッガーは、直接手を洗う動画を掲載、「手洗い動画チャレンジ」に参加した。ロマン・グロージャンは自分のツイッターを通じて、「新型コロナウイルスの拡散防止のため、WHOの指針をしっかり確認しよう」という意思を伝えた。

このチャレンジは、「新型コロナウイルス感染拡散を予防するための手洗い方法」を伝える肯定的な趣旨と解釈されるが、事務局長のツイッターにはこれに対する否定的な世論も多い。

特に、一部の海外ネチズンは、テドロス事務局長の中国偏向的な態度を指摘し、批判した。今回の「手洗い動画チャレンジ」を通じて、中国偏向的な態度などの否定的なイメージを薄めようとしているのではないかという指摘だ。

WHOは11日(現地時間)に新型コロナウイルスに対して「パンデミック(世界的な大流行)」を公式宣言した。 コロナ事態の初期から、中国を意識し消極的な対応をしているという批判を受けてきたWHOは、新型コロナウイルス感染者が世界的に12万人を超えてから、最高警報段階を発令した。このため、オンライン請願サイトでは、テドロス事務局長の退陣運動が行われるなど、WHOに対する否定的な世論が広がっている。


▲イメージ出所:テドロス・アダノムWHO事務局長
公式ツイッター