韓国と日本における高い人気を博していた「東方神起」。2009年メンバーのうち3人が所属事務所との専属契約の効力停止を求める仮処分を申し立て、活動休止に入っていた。多くのファンが5人揃って活動再開する日を待っていたものの、2010年「東方神起」と「JYJ」がそれぞれ活動を始めた。
それぞれの新しい道を歩み始めた東方神起とJYJ
去年の12月にユンホとチャンミンの2人組み「東方神起」がSBSドラマ「アテナ:戦争の女神」のOST「アテナ(ATHENA)」を公開し、今年の1月には韓国における本格的な活動をスタート、新曲「Why?(Keep Your Head)」が各チャートを席巻していた。韓国では2年3ヶ月ぶりの活動再開となり、ニューアルバムにはユ・ヨンジン、パク・チャンヒョン、Kenzieなど以前から東方神起の楽曲を手掛けていた作曲家をはじめ、アメリカで活動している作曲チームの「Outsidaz」など屈指のスタッフが今回アルバムの完成度を高めたことからメンバーそれぞれのボーカルの特色を見事に活かしたという評価を受けている。
メンバーのユンホは、去年ミュージカル「宮」の主役として抜擢されたことに続き、現在今年放送予定のSBSドラマ「ポセイドン」の撮影中でもある。チャンミンは、女優イ・ヨンヒとドラマ「パラダイス牧場」の主演を務めることが決定、ロマンティック演技に初挑戦する。
これより先に、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人によるユニット「JYJ」が去年の10月に初のワールドワイドアルバム「The Beginning」発表、ソウル、バンコク、香港、上海などアジアショーケースで約4万人の観客を動員、11月にはニューヨークでのショーケースを成功させた。
「JYJ」にとって2010年は、ツアーやショーケースという音楽的な活動はもとより、ユチョンが出演したドラマ「成均館スキャンダル」やジュンス主演のミュージカル「天国の涙」などを通じてメンバー個人の活動範囲を広げた意味合いの深い1年であった。
東方神起が5人でステージに立つ可能性は低くなったが、2011年、東方神起とJYJはそれぞれの活動におけるさらなる活躍が期待されている。